初心者の方がebay輸出で初めて出品作業を行うとき、ページが英語ばかりで一瞬戸惑うかもしれませんね。
という声も聞こえてきそうですが、グーグル翻訳やオープンAIを使えばページ丸ごと簡単に日本語翻訳することもできますし、実際僕の英語力は中学生レベルですが問題なく作業できています。
1個目の出品ができれば次からは同じように出品するだけなので、大変だと感じるのは最初だけです。
この記事では初心者の方でも迷わずに出品できるよう、いくつかのポイントを押さえながら重要なポイントを順を追ってわかりやすく解説しています。
ebayは頻繁に仕様変更が行われるため、画面のレイアウトや操作手順が変更されている場合があります。
その場合はこの記事と同じ文字が書いてある項目やボタンを探してみてください。
目次
- 1 eBay輸出の出品方法と手順
- 2 eBay出品ページの入力方法
- 3 ebayに出品する
- 4 初心者でも簡単にebay出品!定額とオークションどちらがいいかも比較!まとめ
eBay輸出の出品方法と手順
リサーチして出品する商品を決めたら商品の情報を入手
まずは日本のネットショップから出品する商品の情報を入手します。
今回は例としてミュウツーのフィギュアをアマゾンで検索しました。
・無在庫販売の場合＝出品する商品情報と画像を日本のネットショップから入手
・有在庫販売の場合＝出品する商品情報を入手する
売れる商品を見つけることを「リサーチ」といいます。
これについては以下の記事で解説しています。
商品タイトルや詳細を英語にする方法
ebayでは英語で出品することになりますが、下記手順で日本語のネットショップデータも簡単に英語化できます。
アマゾンの場合
アマゾンにある商品なら、下記手順で英語のタイトルや英語の商品詳細を入手できます。
そうすれば、下記画像のように表示される文字をすべて英語に切り替えることができます。
データ取得対象がアマゾン以外の場合
アマゾン以外のネットショップから情報を集める場合は、グーグル翻訳やディープエル(Deep-L)、最近ですとAIなどを使えば一瞬で翻訳できます。
手順はグーグル翻訳を開いて下記画像のように日本語から英語に翻訳されるように設定し、日本語の商品タイトルや商品詳細を貼り付けることで英語に変換されます。
以下はグーグル翻訳での翻訳方法ですが、他の翻訳サイトも直感的に作業ができるデザインをしているので安心して使ってください!
いざ出品!ebay上部のSellから出品ページへ移動
まずは「Sell」をクリックし出品ページへ移動します。
キーワードを入力
初めての出品の際は以下のようなページに変わります。（多少のデザイン変更はあるかもしれませんが、基本的には同じです。）
キーワードを入力してsearchをクリックします。
すでにeBayに商品データが登録されている場合、キーワードを入力することで、ebayから自動的に提案された商品を選ぶだけで済みます。
商品データが存在している場合はebayカタログにある商品が表示されるので、同一商品が見つかった場合はクリックします。
同一商品が見つからない場合は左側の「Find a match」から該当するカテゴリを自分で選び、下にスクロールして「Continue without match」をクリックします。
適切なカタログが見つからなかったので商品の選択をしないということです。
eBay出品ページの入力方法
選んだカテゴリによって「新品か中古か」を入力します。
New – 新品・未開封の商品。
New – 新品だけど開封済みなど、他に特筆すべきことがある商品。
Used – 使用済みの中古品。状態について説明を加えることもできます。
「箱に傷があります」など、できるだけ詳しくバイヤーに伝わるように入力します。
※これも「カテゴリ」ど同様後で変更が可能です!
そうすると商品の詳細を入力するページへ移行します。
商品の写真や動画を追加
推奨形式：JPG、PNG、GIF、BMP、TIF
推奨サイズ：500×500ピクセル以上、最大10MBまで
エラーが出る場合は無料のペイントなどのソフトでサイズを変更しましょう。
注意点：画像のURLに「eBay」などのドメインが含まれているとエラーになることがあります。
グレーの四角をクリックして画像をアップロードします。
画像は最大24枚までアップロードできます。
ebayに出品する商品のタイトルの入力
入力できる商品タイトルは80文字までとなります。
ここで注目してほしいのがタイトルです。
実はとても重要な項目で、ebay内のSEOにも関係してきます。
できるだけ多く商品に関連するキーワードを入れるようにしましょう。
① メーカー（ブランド）
② シリーズ
③ 商品名
④ 型番
⑤ 検索されそうなキーワード
基本的に重要なキーワードを左から順番に並べるようにします。
また、リサーチしたときの英語のタイトルをそのまま使うのはオススメできません。
並び替えてオリジナルのタイトルを作るようにしてください。
例）Bandai Spirits S.H. Figuarts Mewtwo Pokemon Arts Remix Action Figure
ebayの出品カテゴリー選択
最初にカテゴリーを選んでいる場合は自動的に選択されていますが、「Change category」から他のカテゴリーに変更することもできます。
Item specifics（商品詳細）を入力
Item specificsの内容を充実させるとebay内のSEOに強い商品ページになり、検索上位に表示されやすいと言われています。
Required：入力必須項目（カテゴリーによって入力項目が変わります）
Requiredの項目は必ず入力しましょう。
入力漏れや空白があるとエラーになり商品の登録ができません。
分からない場合は「Does not apply(＝該当なし)」と入力します。
Additional：追加項目（カテゴリーによって入力項目が変わります）
ここは必須項目と違い空白があってもエラーにはなりませんが、できるだけ埋めることでSEOに強いページにすることができます。
日本で販売されている商品のバーコードの下に書かれている13桁の数字が「JANコード」と呼ばれる番号です。
中古品などでJANコードが分からない商品の場合は「Does not apply」と入力します。
バリエーション出品する場合は編集をする
同じ商品の色違いやサイズ違いを同じ商品ページで一括で編集して出品することができます。
利用する場合はここから編集をします。
商品状態（新品や中古など）を入力する
あらかじめ入力した情報が反映されていますが、変更したい場合はここから可能です。
Item description（商品説明）を作成する
商品詳細を入力し終えたら、次に商品説明(Item description)を入力します。
見栄えをよくするためにHTMLを使うこともできます。
ebay輸出で使えるItem description（商品説明）の入力内容
インターネット上にHTMLのテンプレートをダウンロードできるサイトがあるので、そちらを利用すれば装飾もできるのでお勧めですよ。
アイテムディスクリプションについては以下の記事でも詳しく解説しています。
自分だけのテンプレートを作成できる
うまくできたと思うItem description（商品説明）をテンプレートとして保存しておくこともできます。
Pricingの作成
出品形式（即決orオークション）、出品期間、出品価格、出品数などを決めます。
Format 販売スタイル設定
Fixed price：固定価格で出品
Auction-style：オークション形式で出品
固定価格で出品する場合、「Good ‘Til Cancelled（キャンセルするまで出品を続ける）」がデフォルトで設定され、30日間の出品期間が終了すると自動的に商品が再出品されます。
オークションで出品する場合、何日間でオークションを締め切るのかを設定することができます。
オークション終了日時はアメリカの日曜夜を狙うと高く売れやすい傾向にあります。
ebay輸出は固定価格とオークションどちらがいいの?
固定価格出品とオークション出品、どちらがいいのか迷いますよね。
結論から言うと、商品によって相性があります。
- 希少性の高い人気商品はオークション向き
- どこでも手に入る商品は固定価格向き
あくまでこれは目安です。
どこでも手に入る商品を相場価格よりも安くオークションにかければ、落札される確率は上がります。
Item Price 価格の設定
例えばアメリカに向けて送料無料で販売する場合、商品価格に送料を足しこんで利益の出る価格を設定しましょう。
Quantity 数量
有在庫の場合は在庫の個数を入力します。
例えば無在庫で数量10とし、10個売れて3個しか仕入れられない場合、7個分はキャンセルをしないといけなくなります。
バイヤーもがっかりしますし、トラブルにも繋がります。
セラーパフォーマンスにも悪影響を与えてしまうので、無在庫販売の場合は慣れるまで「1」のほうが無難です。
Payment policy 支払い方法
あらかじめシッピングポリシーを作成していた場合は自動的に反映されます。
作成がまだの場合は、プルダウンの「Create Payment policy」から作成が可能です。
- シッピングポリシー（送料設定）
- ペイメントポリシー（支払い設定）
- リターンポリシー（返品設定）
これら3つをひっくるめて「ビジネスポリシー」といいます。
Allow offers
購入を希望するバイヤーがセラーに値段交渉できるかどうかを決めることができます。
オファーの最低価格や、自動落札価格も設定することができます。
もし値段交渉を設定する場合は赤字にならない金額を最低価格に設定するといいでしょう。
Private listingの設定
「private listing」とは、バイヤーの身元や購入した商品を他のバイヤーへ非公開にするオプションのことです。
全ての商品にこれを設定してしまうと、他のバイヤーから「このセラーは何を販売しているのか」が分からなくなってしまうので、下手をするとバイヤーの購入意欲を奪ってしまいます。
海外のバイヤーの中にはセラーの過去販売履歴も見ている人もいるからです。
SHIPPINGの設定
ここで送料設定や商品の所在地・返品ポリシーを入力します。
PROMOTE YOUR LISTINGの設定
PROMOTE LISTING（プロモーテッドリスティング）をはebayでの広告のことです。
これを設定することでebayの検索結果に引っかかりやすくなるのです!
詳しい解説は以下の記事を参考にしてください。
2％の広告費ですが、商品が売れた時だけ発生するのでとてもおすすめしています。
ebayに出品する
これですべての設定が終わりました!
「List item」から出品しましょう！
ebayで出品を確認する
「My eBay」→「Selling」→「Listings」→「active」と進むと出品している商品が確認できます。
初心者でも簡単にebay出品!定額とオークションどちらがいいかも比較!まとめ
- タイトルにはできるだけ多くのキーワードを入れる
- 重要なキーワードは左に配置する
- エラーにならないよう画像のサイズに気を付ける
- 商品説明はできるだけ分かりやすく詳しい記載を行う
- 出品価格に送料を含めて設定する
以上がeBayの出品方法の解説です。
初心者向けに送料設定を簡単にしていますが、発送する国によって発送方法を細かく設定することもできます。
また今回作成した出品ページを再利用する形で次の商品を出品することもできるので、出品作業がどんどんスムーズになっていきます。
出品に慣れるまでは、当記事を参考にしながらできるだけたくさん出品してみてください。
