ebayで晴れて商品が売れたら「梱包」して海外に発送します。
そんな悩みを抱えるebay輸出初心者やAmazon輸出初心者の方、是非この記事を参考にしてください!
- 海外に商品を送るときにどうやって梱包すればいいか分からない人
- 初めて海外発送をする人
- 海外発送で気をつけなければいけないことを知りたい人
梱包に関してはかなりこだわって研究していますので、これが僕の思う最強の梱包です。
この記事を最後まで読んでいただければ、海外発送に対する不安も無くなり、品物に合わせて適切な梱包が出来るようになりますよ!
目次
海外へ荷物を送るなら「放り投げられても壊れない」梱包を!
まずは「日本国内の配送」と「海外での配送」の違いを頭に入れましょう。
- 荷物の扱いが日本と比べて雑なことが多い
- 雨風にも負けず強い衝撃にも耐えられなければならない
- 海外用の梱包をしないと安全に商品を届けることができない
日本では考えられないことですが、海外の配送の様子などを動画で見てみると、荷物が普通に宙を飛んでいます。
これは僕の体験談なんですが、例えばお客様から返品された商品を見ると
と驚きを隠せなくなるような状態になっていることがとても多いです。
ペシャンコにつぶれて帰ってきたダンボールを見て、「海外の配達員がラグビーやろうと思ったけど、ボールなかったからこの商品をボール代わりにしたのかな???」と本気で思ったぐらいです。
飛行機の中他の荷物と一緒に輸送されるから釣り竿とかそういったものはボッキボキ折れますし、陶器製品はバリンバリン割れます。
日本国内の配送業者よりもしっかりと梱包しても破損します。
海外発送の梱包は「厳重さ」と「かかる送料」のバランスが大切
と思うかもしれませんが、ここに「送料」が関わってくるのです。
両者でちょうど良いバランスというものが必要になってきます!
海外発送は「重量」で送料が決まることがほとんどです。
梱包材を使いまくって強度を上げれば、確かに破損の心配は低くなります。
しかし、それに比例して総重量が重くなるため送料も上がってしまうのです。
でも大丈夫!!
僕がたどり着いた最強の梱包方法、お伝えします!!
輸出に最適!「軽量」なのに「強度もある」コスパ最強の梱包!
①それほど重くない「軽量商品」編(フィギュアなど)
ポイントは下記の3点です。
- ダンボールの外側にプチプチを巻く
- 梱包時、ダンボールと商品の角は隙間を作る
- 梱包の高さは商品と同じにする
1.ダンボールの外側にプチプチを巻く
雨に濡れたダンボールの強度は非常に弱くなります。
素材によっては、濡れて潰れるとただの紙のようになる物すらあります。
外側にプチプチを巻くことによって、雨風の影響を受けずに配送に耐えられるようになります。
もちろん、大きくて強度が強いダンボールに緩衝材をたくさん入れて商品を送ればより安全に商品を送ることができます。
が、そこまでやると送料が高くなってしまうのです。
その場合、プチプチの代わりに「防水のクラフト紙」などで包むと手数料を回避できますよ!
- 専用宅配袋に入らない場合は「ダンボールの外を防水クラフト紙で包む」
- 専用宅配袋に入る場合は「ダンボールの外にプチプチ(クラフト紙じゃなくてOK)」→「宅配袋にIN」
※※エリアによって解釈が違うケースがあります。
集荷の担当者にしっかりと内容を伝えておくと誤請求されにくくなりますので、きちんと確認してくださいね!※※
2.梱包時、ダンボールと商品の角は隙間を作る
配送時にダメージを受けやすいのは箱の角です。
そこで、梱包時は角に隙間を作るのがポイント!
そうすれば角が凹んでも中身の商品が凹むことを避けることができます。
3.梱包の高さは商品と同じにする
意外に感じるかもしれませんが、ピッタリサイズの梱包は強度が増します。
イメージとして、
- 外から力がかかった時に
- ダンボールと商品の箱、2つの反発力で耐える事ができる
のです。
そのため、高さピッタリサイズの梱包強度はMAXになり、潰れにくくなるのです。
②難易度が高い!?「ガラス製品」編(コーヒードリッパーなど)
ガラスの容器に入ったインクなんか、過去に何度も割りました。
3回ぐらいインクがダダ漏れでかなり怒られましたっけ……
そんな難易度が高いガラス製品、実はこうやって梱包すれば大分破損が防げます!!
1.とにかくプチプチでぐるぐる巻にする
コレに付きます。
諦めずにガラス梱包を突き詰めた結果、行き着いたポイントがこちらです。
- 商品自体をとにかくプチプチでぐるんぐるんに巻く
- 箱詰めのガラス製品は、中身を取り出してプチプチをぐるんぐるんに巻く
- 細かい部分や細い部分など、割れやすそうなところはプチプチをぐるんぐるんに巻いて端材ダンボールで補強
もちろん、新品の中身を取り出す場合は購入してくれたバイヤーに一言断りを入れます。
そうすればほぼ「いいよー!」とお返事がもらえます。
ダンボールに入れたりするより、とにかくプチプチでぐるんぐるんに巻くことで解決!!
そうすることで、軽くて商品が壊れない梱包が完成しました。
本当に地道なことですが、ほんの少しのことでいろいろと劇的に変わりますよ!
③重さがある「重量級商品」編(テレビなど)
ポイントは下記の2点です。
- 外側をとにかくプチプチでくるむ
- 中身を見えなくする
例えば、重いテレビを1メートルの高さからアスファルトの上に落としたとイメージしてみてください。
そうすれば、ほぼ壊れません。
このようなイメージです。
1.外側をとにかくプチプチでくるむ
プチプチで重量は大して増えませんので、コスパよく耐久性をアップさせることができます。
「梱包の外側に自作のマットを追加する」と想像して包むとわかりやすいですね。
ダンボールで梱包する場合は、そのダンボールの外側もプチプチで包みましょう。
2.パッケージなど中身を見えなくする
大きくて重たい商品は高額商品であることが多いです。
中身が消して見えないクラフト紙で包むなどして、中身の商品が何なのか外からは絶対に分からないようにしましょう。
注意!重たい重量級商品は破損しやすい
残念ながら、重たくて硬い商品ほど破損の危険性は高まります。
重くて固い商品は、落とした時に衝撃が中身に伝わらないようにしないと壊れてしまうことが多かったです。
損害賠償を郵便局に求めてもうまくいかないことがよくありました。
重い商品は「プチプチで梱包の外側のクッション性」を上げろ!
そんな経験を何度もし、何度も破損させてしまった経験から辿り着いた解決策。
こうすることで、商品が壊れて届くことはほとんど無くなりました。
パッと見で強度が強そうですけど……
プチプチならダンボールより軽いので送料が安くなりますし、ダンボール2重より安全に届けられています。
梱包の極意!節約しつつ海外配送の梱包をするときに考えること3点!
では、ご紹介した梱包方法を再度踏まえつつ「念頭に置いておきたいポイント」をおさらいも兼ねて3点まとめます。
- 少しでも軽く梱包する
- 商品が壊れないように安全に届ける
- さすが日本人と思ってもらえるような梱包をする
それでは詳しく解説していきます。
①少しでも軽く梱包する
冒頭でもお伝えしましたが、海外への送料は日本国内よりも断然高くつきます。
送料の料金表とにらめっこして、
「あと少し軽くできるんじゃないかな?」
「このダンボール、端っこ部分少し切ってしまおうかな?」
という風に、少し工夫することでずいぶん送料を抑えることができます。
その部分は中身の商品の補強などに使いますね。
②商品が壊れないように安全に届ける
海外配送というのは、やはり思った以上に難しいのが事実です。
先程お伝えした梱包方法を駆使して、投げて落としても壊れないぐらいにするのがちょうどいいです。
③さすが日本人と思ってもらえるような梱包をする
実はこれも重要です。
日本製品は世界の中で少し高めです。
だからお客様は期待してるんですよね。
「日本製品はしっかりしてる。」
「梱包配送もしっかりやってくれる。」
という風に。
きっと喜んでくれます。
綺麗な箱を使って、きれいに箱詰めして、丁寧にテープで蓋をする。
ちょっとしたことですが、慣れればお金も時間もかかりません。
心がけ、大切です。
【ebay輸出】最強梱包!海外配送やトラブルにも耐えるやり方!まとめ
いかがでしょうか?
- 海外では荷物は雑に扱われると知っておこう
- 海外発送するためには「強度」と「送料」のバランスが大事
- 軽い商品は「高さピッタリ」「角には隙間&緩衝材」「梱包の外側にプチプチ」
- ガラス製品は「プチプチでぐるぐる巻き」
- 重い商品は「梱包の外側をとにかくプチプチで巻く」「高額商品は盗難防止のため中身が見えないようにする」
これさえ理解できていればOKです。
梱包は、本当に少しやり方を変えるだけで商品が壊れる確率が減ります。
意外と簡単な梱包でも問題ない商品もあれば、必死に梱包しても壊れやすいものもあります。
あとはひたすら梱包の経験を積みましょう。
あなたが少しでも梱包作業をショートカットして、他にやるべき作業に集中できると嬉しいです。