【ebay輸出】IOSS番号が必要なEUやイギリスからの注文に対応しよう!

今回の変更に伴い、22ユーロ以下の商品の輸入VAT免税が廃止されました。

非常に残念ですが仕方がないですね。

シュウ
我々セラーは臨機応変に対応していくしかありませんので、しっかりと対応していきましょう!!

 

IOSS番号の役割とは?

イベコ
そもそもIOSSってなんですか?

シュウ
これは輸入手続きをスムーズにするため、商品の販売時にプラットフォーム(ここではebay)がVATを徴収する仕組みです。

配送ラベルやインボイスにIOSS番号を記載することで、VATを支払い済みという証明をすることができます。

逆に配送ラベルやインボイスにIOSSが記載されていない場合、VATは従来通り徴収されます

つまり、ebayで販売時にVATが徴収されているのに配送ラベルにIOSSを記載しないで商品を送ってはなりません!

シュウ
IOSSの記載がないと、バイヤーは2重でVATが請求される状態になりますのでご注意ください。

ただし、ebayがVATを未徴収だった過去の注文分は、IOSSなしで発送して現地で支払ってもらいましょう。

 

VATとは?

Value Added Taxのことで、日本語だと付加価値税といいます。
消費税のようなものです。

輸入関税とVATは別物ですので、VAT支払い済みでもバイヤーが受け取る際に関税の支払いが必要です。

 

EU及びイギリスからの注文のVAT徴収は商品金額によって違う!

シュウ
EUやイギリスにおいて以下のように義務付けられています。

  • 150ユーロ以内の注文はebayがVAT(付加価値税)を徴収し、代理で支払う
  • 150ユーロより高額な注文は、従来通り受取先の国で現地徴収

 

EU加盟国は2023年現在で27カ国

シュウ
以下の国からの注文時は、商品の金額をきちんと確認しましょう!

五十音順で以下のとおりです(2023年3月現在)

  • アイルランド
  • イタリア
  • エストニア
  • オーストリア
  • オランダ
  • キプロス
  • ギリシャ
  • クロアチア
  • スウェーデン
  • スペイン
  • スロバキア
  • スロベニア
  • チェコ
  • デンマーク
  • ドイツ(加盟時西ドイツ)
  • ハンガリー
  • フィンランド
  • フランス
  • ブルガリア
  • ベルギー
  • ポーランド
  • ポルトガル
  • マルタ
  • ラトビア
  • リトアニア
  • ルーマニア
  • ルクセンブルク

 

IOSS番号の調べ方!

ebayがVATを徴収した注文の見分け方は?EUヨーロッパ編

ebayできちんとVATが徴収されているかは、以下の手順で確認しましょう!

  • orders >order numberをクリック (例 01-00000-50000)

すると取引詳細画面が見れます。

上記のように、Shipping detailsに「Tax DetailsVAT Paid : IOSS – IM2760000742」と表示されていれば、ebayがVAT徴収済みということです。

シュウ
なので、バイヤーのVAT二重徴収を防ぐため配送ラベルにIOSS – IM2760000742」と記載しなければなりません!

ちなみに【IM2760000742】はebayの固有番号です。

わかりやすく言えば、IOSS – IM2760000742以外の文字列を記載することはありません。
VAT徴収済みの場合は、全ての注文に対してIOSS – IM2760000742と書いておけば大丈夫です。

 

ebayがVATを徴収した注文の見分け方は?イギリス編

同じように、イギリスからの注文の場合は以下のように確認できます。

  • orders >order numberをクリック (例 01-00000-50000)

すると、先程と同じ取引詳細画面が見れます。

 

上記のように、Shipping detailsに「GB 365 6085 76 Code:Paid」と表示されていれば、ebayがVAT徴収済みということです。

シュウ
なので、EUと同じように配送ラベルにIOSS – GB365608576」と記載しなければいけません!

また、GB365608576もebayの固有番号です。

EUと同じく、IOSS – GB365608576以外の文字列を記載することはありません。
VAT徴収済みの場合は、全ての注文に対してIOSS – GB365608576と書いておきましょう。

 

イベコ
記載しなければならないのは分かったけど、どこに書けばいいんですか?

シュウ
では、それぞれの配送業者に分けて解説します!

 

IOSS番号の記載場所は?配送料者ごとに解説します

国際郵便の場合

EMS、及びインボイスの発行を伴うサービスの場合、配送ラベルの「備考欄」(observations)に記載します。

小型包装物の航空便やeパケット、その他の小型包装物のサービスの場合はアドレス2の欄に記載します。

 

DHLやFEDEXなどのクーリエの場合

DHL……EU圏向けのPLTインボイスに記載します。

FedEx……ETDインボイスのTIN欄(通常VATの番号が挿入される箇所)に記載します。

 

受け取り代金の箇所の表示の仕方

受け取り代金のところにVAT (eBay collected)と表示されます。

 

シュウ
ここはセラーに関係ないのであくまでも参考程度で大丈夫です。

 

配送ラベルを作成するツールでShip&coとhirogeteはIOSSに対応済み

Ship&coとhirogeteはIOSS番号に対応してくれています!
番号が自動反映されますし、セラーにはほとんど負担がありません。

Ship&coとhirogeteのIOSSに関する操作は変更する可能性もありますので、しばらくは要チェックですね!!

 

【ebay輸出】IOSS番号が必要なEUやイギリスからの注文に対応しよう!まとめ

いかがでしたか?

まとめ
  • ebayがVATを未徴収の過去の注文は、IOSSなしで発送して現地で支払ってもらう!
  • ebayがVATを徴収済みの注文は、IOSSを記載してVAT支払い済みであることを証明する!
  • 150ユーロより高額な注文はebayがVATを徴収しないのでIOSSを記載しない!

シュウ
トラブルにならないようきちんと確認していきましょう!

 

 

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