【ebay輸出】関税クレームを回避！関税率の調べ方、英語の例文

海外からの輸入・輸出には関税がかかるのは、皆さんご存知だと思います。

しかし、誰が払う？いつ払う？誰に払う？いくらかかる？

ここまで答えることはできるでしょうか・・・ (ｰｰ;)

この記事を読めば

関税とは
関税額の調べ方
トラブルの回避術
万が一のトラブル対処方法

以上のことが分かります！どうぞ最後までお付き合いください！

1 ebay輸出で必ず知っておきたい「関税」
2 ebay輸出で関税がかかるケースと関税額について
- 2.1 日本郵便で発送の際に申告金額が20万円を超える場合
3 関税率の調べ方はDuty Calculatorが便利！
4 ebay輸出の関税トラブル回避・対処法（例文つき）
- 4.1 トラブルの回避方法
- 4.2 トラブルが起こったときの対処法
5 【ebay輸出】関税クレームを回避！まとめ

ebay輸出で必ず知っておきたい「関税」

まず関税とは、海外から輸入された商品に課せられる税金のこと。

なんで関税を払う必要があるの？

国内の製品・産業を守るのが目的。

安い海外製品がどんどん輸入され、国内製品が売れなくなるのを防ぐためにあります。

ebayの場合は関税を輸入する側（バイヤー）に支払い義務があります。

これはebayのポリシーにも明記されていますのでバイヤーにはポリシーで定められています。

ということができます。

実際に関税を支払うタイミングは商品の受け取りの際に配送業者または通関業者に支払うことになるのですが、そのことを知らないで購入しているバイヤーもいるんです。

最悪の場合、

「関税がかかったからその分返金してくれ」

「関税を払いたくないからキャンセルする」

などクレームが来たり、ネガティブフィードバックを付けられるケースがあります。

こういったトラブルを回避するために、商品の関税の有無や金額についてある程度把握しておくことが大切なんです。

ebay輸出で関税がかかるケースと関税額について

関税の金額は発送先の国、発送目的、商品によって異なるため一概にいえませんが、税関告知書に記載する、申告額（商品の値段）によって変わります。

例えば、アメリカの場合は800ドル以下であれば税金は発生しません。

欧州の場合は関税のほかにも、VAT（付加価値税）が発生するので注意しましょう！

日本郵便で発送の際に申告金額が20万円を超える場合

日本郵便で発送する場合、申告額が20万円を超える商品には税関への輸出申告（通関手続き）が必要になります。

郵便局等の窓口で、下記のいずれかの方法で通関手続きを行います。

・通関手続の案内を受ける際に、郵便事業株式会社や他の通関事業者に通関手続を委任する。

・郵便物の通関手続が行われる地域を管轄する税関外郵出張所等に差出人（セラー）が自分で通関手続を行う。

引用：https://www.ebay.co.jp/faq/tax/overview-international-custom/

「自分で行う」か「委任する」の二択ですが、委任すると郵便局が通関手続きを行ってくれるので楽ですよ！

クーリエの場合は通常通りの手続きで問題ありません。

関税率の調べ方はDuty Calculatorが便利！

「関税がどのくらいかかるか教えて！」

とバイヤーから問い合わせが来ることがあります。

セラーとしてもどんな商品・価格帯にどのくらいの関税がかかるか把握しておきたいですよね。

そんなとき、関税率を簡単に調べられる便利なサイトが「Duty Calculator」

引用：Duty Calculator

黒枠の項目を、下画像のように記入していきます。

Importing fromは発送元なので「Japan」を選択。

記入できたら「Calculate import duty & taxes」をクリックします。

下にスクロールすると、関税が表示されます。

バイヤーに関税がいくらかかるのか質問されたら、この結果を報告しましょう。

しかしこの計算はあくまでも目安です。

関税率について記載されたebayポリシーページも一緒に送ってあげるといいですね！

例文

This is only a guide. Please refer to the eBay policy page below for more information.

https://www.ebay.com/help/policies/prohibited-restricted-items/international-trading-policy?id=4338

（これは目安なので、詳しくは下記のeBayのポリシーを参照してください。）

ebay輸出の関税トラブル回避・対処法（例文つき）

すぐに設定できる関税トラブルの回避方法と、もしトラブルが起こってしまったときの対処方法を紹介します。

トラブルの回避方法

ポリシー/商品ページに注意書き
バイヤーからの関税を避ける依頼は断る

高額な商品を出品する際は、ポリシー/商品ページに下のような文章を掲載しましょう。

例文

International buyers – please note:

Import duties, taxes, and charges aren’t included in the item price or postage cost. These charges are the buyer’s responsibility.

Please check with your country’s customs office to determine what these additional costs will be, prior to bidding or buying.

（海外の購入者さま：

輸入関税、税金などにかかる費用は、商品価格や送料に含まれておらず、これらの料金は購入者の責任になります。

入札または購入する前に、あなたの国の税関に費用を確認をしてください。）

また、関税を避けたい/安く抑えたいバイヤーから

「商品を”gift”として送ってください」

「申告金額を購入金額よりも安く記入してくれませんか？」

などとバイヤーから依頼が来ることもありますが、これらは禁止されている行為です。

一言でいえば脱税行為をサポートすることになりますのでやめておきましょう。

もし申告金額を安く記入して商品の未着や破損があった場合、補償額が少なくなってしまいます。

セラーにはデメリットしかないので、依頼がきたら断りましょう。

例文

It’s illegal to falsify customs declarations or mark an item as a “gift” in order to avoid customs fees.

Thank you for your understanding.

（税関申告を偽造したり、税関手数料を避けるために “贈り物 “としてアイテムをマークすることは違法です。ご理解お願いいたします。）

トラブルが起こったときの対処法

関税にかかった料金を返金してほしいと言われたとき
ネガティブフィードバックが付けられたとき

返金依頼やクレームがきたときは、下のような文で丁寧に断りを入れましょう。

例文

We are sorry to hear that you have paid additional duties. However, as noted in the eBay policy below, duties and other taxes are the buyer’s responsibility. Our declared amount is the same as the amount you bid on the item on eBay. Thank you for your understanding.

URL：https://www.ebay.com/help/selling/posting-items/setting-postage-options/international-postage?id=4182

（追加で関税をお支払になったと聞き残念に思います。しかしながら、下記のeBayポリシーに記されているように、関税等の税金は購入者の負担となっています。申告額はeBayで落札頂いた通りの額です。ご理解のほど、お願い致します。）

ネガティブフィードバック（低評価）を付けられたとき、

「関税を払うことになった！最低のセラーだ！」

など明らかに関税が理由の場合は、ebayに申告すれば削除してもらえます。

ebayで評価を削除できる条件は以下があります。