<<2021年春のセラーアップデート情報>>
「バイヤー未払いのキャンセル機能」の仕様が変更されました。
わざわざ設定する必要がなくなり、よりシンプルな機能になっています。
なにが変わったのか早速みていきましょう!
目次
2021年春のセラーアップデート5つの変更点
- ebayがバイヤーに支払期日のリマインダーを自動送信
- 未払いを理由に注文がキャンセルになると、バイヤーはセラーにフィードバックを残せなくなる(セラー保護)
- 5日経過してもバイヤーから支払いがない場合、取引をキャンセルできる
- 取引をキャンセルする際に、商品を再出品するか選択できる
- 「Unpaid Item Assistant」から「Preferences for items awaiting payment」に名称変更
具代的にどう変更されたのか、以前と比較してみます(手動でキャンセルをする場合)
【従来のキャンセル手順】 | 【アップデート後】(5月以降) |
①バイヤーに支払の催促メッセージを送る | 必要なし(ebayがリマインダーを送信) |
②ebayからInvoice(請求書)を送る | 必要なし |
③手動でケースをオープンする | 必要なし |
④手動でケースをクローズする | 必要なし |
⑤商品の再出品 | キャンセル時に商品の自動再出品が選択可能に |
セラーがすることは、期日の5日後に手動または自動で取り引きをキャンセルするだけ。
今回のアップデートは、セラーが効率良く対応できるようにするためにebayが工夫してくれた印象です。
ebayがバイヤーに支払期日のリマインダーを自動送信
落札後2〜3日経っても支払いがない場合、セラーがバイヤーに支払い催促メッセージを送っていました(自動送信できる設定はありました)が、アップデート後はebayが落札者に支払い期日のリマインダーを送信してくれるようになります。
未払いを理由に注文がキャンセルになると、バイヤーはセラーにフィードバックを残せなくなる(セラー保護)
取引が未払いを理由にキャンセルになると、バイヤーはフィードバックを残せなくなります。
これは不当なネガティブ評価を防ぐための、セラー保護の一貫です。
5日経過してもバイヤーから支払いがない場合、取引をキャンセルできる
今までは落札後2〜3日経っても支払いがない場合、セラーはebayに申告し返金を要求(ケースオープン)しなくてはいけませんでした。
しかしアップデート後はその必要がなくなり、その代わりに手動または自動で取引をキャンセルできるようになります。
適用されている場合は、注文をキャンセルする時にセラーハブまたはMy eBay Soldのオプションに「Buyer hasn’t paid(バイヤーが支払いをしていない)」と表示されるので確認してみてください。
取引をキャンセルする際に、商品を再出品するか選択できる
手動で取引をキャンセルする時に、商品を出品するか選択できるようになります。
キャンセル毎に再出品を選択するのが面倒な場合は、「Preferences for items awaiting payment」機能で自動再出品することもできます。
自動設定は「Preferences for items awaiting payment」に名称変更
自動でケースオープンができる機能「Unpaid Item Assistant」は「Preferences for items awaiting payment」という名前に変更。
自動キャンセル設定の仕方
キャンセル方法はデフォルトでは手動になっているので、自動に変更するのがおすすめです!
自動にすると、細かいキャンセル機能が設定できます。
- ケースオープンするまでの期間を定める
- キャンセル後の再出品の自動化
- 特定のバイヤーを自動設定から除く
簡単にできるので読みながら設定してみてくださいね。
ボタンを押すか、下記操作で操作画面を開くことができます。
①eBayトップページの左上にカーソルを合わせて「Account settings」をクリックします。
②My eBayページが開いたら「Site Preferences」へ進みます。
③「Preferences for items awaiting payment」の右側にあるEditをクリック
④「Preferences for items awaiting payment」を開くとこのような表示になっていますので上から順番に解説していきます!
1:未払いの場合に自動キャンセルする設定
Automatically cancel unpaid itemsをONにすると設定内容通りに自動処理されるようになります。
バイヤー未払いの場合は自動でキャンセルしたい場合は上記の画像のようにONの状態にしてください。
2:注文後未払いで何日経過したらキャンセルするかの設定
Select how long buyers have to pay for items. After that time, items still awaiting payment are automatically canceled.
落札/購入されてから自動でケースオープンするまでの期間を設定します。
期間は「4日、7日、11日、19日、27日、30日」から選択することができます。
画像の例では「4 days」を選択しているので「落札されてから4日間経過したときに商品代金未払いならケースを開く」という設定になります。
30日しか選択できない!という場合は下記設定をお願いします。 下記URLをクリックして開き Allow combined payments and shipping のCombined paymentsという項目を Not specifiedにすればOKです!!
3:自動再出品の設定
Automatically relist canceled items
「Preferences for items awaiting payment」によってキャンセルされたときに商品を自動で再出品するかどうかを設定します。
「Yes」にすれば自動で再出品してくれます。
在庫数の関係等で再出品を手動で行いたい場合は「No」を選択します。
4:自動設定を適用されないバイヤーIDを入力
If you want to exclude buyers from having their items awaiting payment automatically canceled, list them here.
このリストに特定のバイヤーのIDを入れておけば「自動ケースオープン」を個別に無効化することができます。
取り置きが多い常連さんや同梱希望のバイヤーがいて「Preferences for items awaiting payment」の自動設定を無効にしたいときは下図のようにIDを入力します。
複数いる場合はコンマで区切って入力します。
設定が完了したら「Save」をクリックして保存します。
バイヤー未払いの手動取引キャンセル方法
5日経過してもバイヤーの支払いがなかった場合は、ebayからBuyer hasn’t paid(バイヤーの未払い)という理由で取引をキャンセルするよう通知が届きます。
これはSeller HubまたはMy eBay Soldから簡単に確認できます。
【2021年ebay輸出】バイヤー未払いのキャンセル機能春のセラーアップデートまとめ
2021年春から変更されたのは以下の5点。
- 「Unpaid Item Assistant」から「Preferences for items awaiting payment」に名称変更
- eBayがバイヤーに支払期日のリマインダーを自動送信
- 4日経過してもバイヤーから支払いがない場合、自動で取引をキャンセルできる(自動キャンセル設定)
- 取引をキャンセルする際に、商品の自動再出品を選択できる
- 未払いを理由に注文がキャンセルになると、バイヤーはセラーにフィードバックを残せなくなる(セラー保護)
新機能は2点。
ー落札後ebayがバイヤーに支払期日のリマインダーを送信してくれる。
ーバイヤーはフィードバックを残せなくなり、既存のフィードバックがあれば削除される。
以前からある残りの3点は、仕様がすこし変更されています。
手動で操作するのは時間がかかるので僕は自動設定をおすすめします。
しかし、バイヤーが常連さんばかりで毎回同梱を希望される場合などは連絡に時間がかかるので手動設定にしておいたほうが安心ですね。
自動か手動かは販売スタイルに合わせて設定しましょう。
未払いを完全に防ぎたい!という方はebay支払いポリシー(Payment policy)で即商品代金を支払わないと購入できないようにする設定があります。
設定方法はこちらの記事で解説しています↓
ただし、後から支払うからとりあえず購入したいというバイヤーもいるのでおススメはしません。どうしても未払いをして欲しくないという方向けです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!