【eBay輸出】関税・VATの仕組みと支払いのタイミングとは?計算方法も解説!

あなたがeBay輸出をしている中で、こんな質問を受けたことはありませんか?

 

「関税っていくらかかるの?」

 

イベコ
私はまだ経験がないんですけど、そもそも関税やVAT?というものの違いや種類もイマイチよく分かっていないので、聞かれるとちょっと戸惑ってしまうかもしれません…
シュウ
そうですよね。
関税とかは普段の生活ではなかなか触れる機会がないと思うので、これを機にちょっと頭に入れておきましょうか!

 

この記事はこんな人におすすめ!
  • 関税やVATが何か知りたい人
  • 誰が支払うか分からない人
  • 関税やVATがいつ請求されるか知りたい人
  • 関税を簡単に計算する方法を知りたい人

 

この記事では、eBay輸出における関税とVAT(付加価値税)について詳しく解説し、シミュレーターを利用した計算方法やトラブルを回避するコツまで詳しくお伝えします!

では、さっそく見ていきましょう!

 

関税とVATの違いとは?基本を理解しよう

イベコ
そもそも関税とVATって何が違うんですか?
シュウ
関税とVATはどちらも輸入に関わる税金ですが、目的が違います。

 

関税
海外から輸入された商品にかかる税金
現地の産業を守るために設定されている

VAT(付加価値税)
日本の消費税のようなもので、購入時に課せられる間接税

 

例えば、アメリカのバイヤーが日本から商品を購入した場合、関税は「輸入品を国内産業と競争させないための税」、VATは「消費税のようなもの」と考えると分かりやすいです。

 

関税の支払いは誰がいつする?配送会社ごとの違い

基本的に、関税は受取人(バイヤー)が支払うのが原則です。
ただし、支払うタイミングや方法は配送業者によって異なります。

 

FedExの場合
受取後の請求が基本

  • バイヤーが商品を受け取った後、関税が請求されることが多い。
  • ただし、未払いの場合はセラーに請求が来るケースもあるので注意。

 

DHLの場合
通関時の事前支払いが一般的

  • 通関時にバイヤーが支払い、その後商品が配達される。
  • 場合によっては、配達時に現金で請求されることもある。

 

イベコ
もしバイヤーが関税を払わなかったらどうなるんですか?
シュウ
その場合は最悪セラーへ代わりに請求されることもあるので、事前にバイヤーへ説明しておくことが重要です。

商品が売れた段階で「ご購入ありがとうございます」といったサンキューメールを送る方が多いと思いますが、その中で「関税はバイヤーであるあなたに支払い義務が生じます」といった旨をつけ加えておくといいでしょう。

 

VAT(付加価値税)の支払いルールとタイミング

VATはEUやイギリス、オーストラリアなどでは必ず発生します。

VATはどの国で課税されるの?

  • EU諸国ではVATの支払いが義務化されており、商品価格150ユーロ以下の場合、eBayが代わりに徴収します
  • イギリス・オーストラリア向けは、Tax details(税番号)をラベルに記載する必要がある。

 

イベコ
VATをバイヤーが支払うタイミングはいつなんですか?
シュウ
ほとんどの場合、関税と一緒に通関時に請求されます。
ただし150ユーロ以下の商品はeBayが徴収するので、セラーはバイヤーに支払いを求めなくても大丈夫です。

 

 

150ユーロ以下の商品を送る場合、発送ラベルにTax detailsの番号を必ず記載しなければなりません!
 

記載しないまま発送してしまうと、eBayで既にVATが徴収されているにも関わらず「VAT未徴収」とみなされ、配達時にバイヤーが再度VATの支払いを求められ、クレームにつながる可能性があるので注意しましょう。

VATやIOSSについて詳しいことは以下の記事でもまとめていますので参考にしてみてください!

【ebay輸出】IOSS番号が必要なEUやイギリスからの注文に対応しよう!

 

関税・VATが免除される条件とは?

関税やVATは必ずかかるわけではありません。
以下の条件を満たせば、免除されることもあります。

 

  • アメリカでは800ドル以下の商品は関税が免除される
  • ただし、一部の商品は税関の判断で課税される可能性あり

 

 

商品カテゴリによる例外もあるので注意

  • 食品や医薬品など、一部の商品は金額に関係なく関税が発生することもある。
 

 

関税・VATを簡単に計算する方法【シミュレーター活用】

バイヤーから「関税はいくらかかる?」と質問されたとき、基本的には「お住まいの関税に確認してください」とお返事すればOKです。

 

シュウ
ただ、こちらである程度調べてあげると、より丁寧な対応が可能ですよね。
イベコ
確かに好印象を持ってもらえるかもですね!
でも外国の税金なんて調べることってできるんですか?

 

実は簡単に計算できるツールがあります。

 

Simply Dutyで関税・VATを調べる方法

Simply Dutyのサイトにアクセス

②各項目を入力して「Calculate import duty & taxes」をクリック

 

 

③下部に関税・VATの概算額が表示される

これで目安をつけることができますが、関税額の計算結果をバイヤーに伝えるときは、「正式な金額は税関に確認してください」と補足しておきましょう。

 

関税やVATのトラブルを回避するためにセラーができること

ズバリ、バイヤーへの事前説明と税関情報の共有です!
以下の3点を念頭に置いておきましょう!

 

  1. 商品ページに「バイヤーは関税・VATの支払い義務がある」ことを記載する
  2. 商品が売れた際に送るサンキューメールに「バイヤーには関税・VATの支払い義務がある」ことを改めて記載する
  3. バイヤーから関税について問い合わせがあった場合は、Simply Dutyなどのシミュレーターを使って概算を伝える。もしくは「お住まいの関税に確認をしてください」と伝える

 

これらを意識することでトラブルの発生確率を下げることができます。

 

関税未払いのリスクを回避するポイント2点

  1. 事前にDHLやFedExの請求方法を確認し、バイヤーに説明しておく。
  2. 高額な関税がかかりそうな場合は、売れた時や発送前に事前にバイヤーと合意を取る。

そんなに関税がかかるならやっぱりキャンセルしたい!というバイヤーも少なからずいらっしゃいます。

シュウ
発送後にトラブルが起こると処理に時間がかかってしまうので、高額商品に関しては慎重にバイヤーとコミュニケーションを取ると安心です!

 

まとめ|eBay輸出の関税・VATを正しく理解し、スムーズな取引を!

eBay輸出では、関税やVATの仕組みをあらかじめ理解しておくことがトラブル回避のカギになります。

まとめ
  • 関税はバイヤーが支払うが、未払いリスクもあるため事前説明が重要
  • VATはEUやイギリス、オーストラリアでは必須。150ユーロ以下ならeBayが徴収
  • Simply Dutyなどのツールを活用して、バイヤーに関税額の概算を伝える

 

しっかり関税やVATの知識を身につけて、スムーズな取引を目指しましょう!

 

ebay無在庫輸出で楽に稼ぐ方法を無料で公開中!! 
 登録は下の緑ボタンからしてください。