あなたがeBay輸出をしている中で、こんな質問を受けたことはありませんか?
「関税っていくらかかるの?」


関税とかは普段の生活ではなかなか触れる機会がないと思うので、これを機にちょっと頭に入れておきましょうか!
- 関税やVATが何か知りたい人
- 誰が支払うか分からない人
- 関税やVATがいつ請求されるか知りたい人
- 関税を簡単に計算する方法を知りたい人
この記事では、eBay輸出における関税とVAT(付加価値税)について詳しく解説し、シミュレーターを利用した計算方法やトラブルを回避するコツまで詳しくお伝えします!
では、さっそく見ていきましょう!
関税とVATの違いとは?基本を理解しよう


現地の産業を守るために設定されている
例えば、アメリカのバイヤーが日本から商品を購入した場合、関税は「輸入品を国内産業と競争させないための税」、VATは「消費税のようなもの」と考えると分かりやすいです。 基本的に、関税は受取人(バイヤー)が支払うのが原則です。 商品が売れた段階で「ご購入ありがとうございます」といったサンキューメールを送る方が多いと思いますが、その中で「関税はバイヤーであるあなたに支払い義務が生じます」といった旨をつけ加えておくといいでしょう。 VATはEUやイギリス、オーストラリアなどでは必ず発生します。 関税の支払いは誰がいつする?配送会社ごとの違い
ただし、支払うタイミングや方法は配送業者によって異なります。
VAT(付加価値税)の支払いルールとタイミング
VATはどの国で課税されるの?
ただし150ユーロ以下の商品はeBayが徴収するので、セラーはバイヤーに支払いを求めなくても大丈夫です。
記載しないまま発送してしまうと、eBayで既にVATが徴収されているにも関わらず「VAT未徴収」とみなされ、配達時にバイヤーが再度VATの支払いを求められ、クレームにつながる可能性があるので注意しましょう。
VATやIOSSについて詳しいことは以下の記事でもまとめていますので参考にしてみてください!
関税・VATが免除される条件とは?
関税やVATは必ずかかるわけではありません。
以下の条件を満たせば、免除されることもあります。
- アメリカでは800ドル以下の商品は関税が免除される
- ただし、一部の商品は税関の判断で課税される可能性あり
- 食品や医薬品など、一部の商品は金額に関係なく関税が発生することもある。
関税・VATを簡単に計算する方法【シミュレーター活用】
バイヤーから「関税はいくらかかる?」と質問されたとき、基本的には「お住まいの関税に確認してください」とお返事すればOKです。


でも外国の税金なんて調べることってできるんですか?
実は簡単に計算できるツールがあります。
Simply Dutyで関税・VATを調べる方法
①Simply Dutyのサイトにアクセス
②各項目を入力して「Calculate import duty & taxes」をクリック

③下部に関税・VATの概算額が表示される

これで目安をつけることができますが、関税額の計算結果をバイヤーに伝えるときは、「正式な金額は税関に確認してください」と補足しておきましょう。
関税やVATのトラブルを回避するためにセラーができること
ズバリ、バイヤーへの事前説明と税関情報の共有です!
以下の3点を念頭に置いておきましょう!
- 商品ページに「バイヤーは関税・VATの支払い義務がある」ことを記載する
- 商品が売れた際に送るサンキューメールに「バイヤーには関税・VATの支払い義務がある」ことを改めて記載する
- バイヤーから関税について問い合わせがあった場合は、Simply Dutyなどのシミュレーターを使って概算を伝える。もしくは「お住まいの関税に確認をしてください」と伝える
これらを意識することでトラブルの発生確率を下げることができます。
関税未払いのリスクを回避するポイント2点
- 事前にDHLやFedExの請求方法を確認し、バイヤーに説明しておく。
- 高額な関税がかかりそうな場合は、売れた時や発送前に事前にバイヤーと合意を取る。
そんなに関税がかかるならやっぱりキャンセルしたい!というバイヤーも少なからずいらっしゃいます。

まとめ|eBay輸出の関税・VATを正しく理解し、スムーズな取引を!
eBay輸出では、関税やVATの仕組みをあらかじめ理解しておくことがトラブル回避のカギになります。
- 関税はバイヤーが支払うが、未払いリスクもあるため事前説明が重要
- VATはEUやイギリス、オーストラリアでは必須。150ユーロ以下ならeBayが徴収
- Simply Dutyなどのツールを活用して、バイヤーに関税額の概算を伝える
しっかり関税やVATの知識を身につけて、スムーズな取引を目指しましょう!